平塚版 掲載号:2020年8月6日号 エリアトップへ

平塚市を含む「湘南助産師会」の初代会長に就いた 齋藤 弓子さん 茅ヶ崎市在住 71歳

掲載号:2020年8月6日号

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”産婆さん”は天職

 ○…「齋藤さんに会いたくて」。芹沢の豊かな自然に囲まれた『齋藤助産院』を訪れる母親たちは、皆そう口を揃える。穏やかな語り口調や包み込むような笑顔に、「悩みを聞いてもらい少し楽になった」「楽しい子育てができそう」と笑顔の花が咲く。幼少期、自宅に来ていた”産婆さん”のふっくらとした手や顔に癒された。「私もそんな存在になれているといいけれど」と、院内でくつろぐ親子を見守るように微笑む。

 ○…岩手県釜石市出身。先祖は何度も津波の被害を受けた。昭和20年の艦砲射撃にも遭い、その3年後、6人兄弟の5番目として産声をあげた。「産婆さんになりたい」と、仙台の看護学校に通い、2年間地元で看護師として勤めた後、助産師学校へ。「正常と異常は紙一重」と、お産の難しさを学び、また病院での出産が主流となってきたことから、浜松の医療センターに就職。24歳で助産師としての道を歩み出した。

 ○…学生時代の友人と結婚し、藤沢へ。さまざまな医療機関で研鑽を積み、子育てをしながらフルタイムで働き続けた。茅ヶ崎へ越し、第3子は自宅出産に。「昔ながらの出産、育児を通して、子どもとより深くつながる感覚になった」と言い、それが転機になった。「産婆さんになれるかも」。第4子を出産し、夫や仲間の後押しを受けながら36歳で開業。そして、「齋藤さんのところで産みたい」という声に応え、『齋藤助産院』を開院した。

 ○…開業後に関わったお産は約2400件。「すべてのお母さんに頑張ったねと伝えたい」。そして、赤ちゃんには、生まれたからには充実した人生を生きて欲しいとメッセージを送る。「産婆は天職ね」。やさしい笑みがこぼれた。
 

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