今夏、平塚市内で熱中症とみられる人が重症化するケースが増加傾向にあることが24日、市消防本部への取材で分かった。一方、救急搬送される人の割合は昨年並みに推移するも微増となっており、担当者は「こまめな水分補給を心掛けてほしい」と呼び掛ける。
市消防本部によると23日時点で、3週間以上の入院が必要とされる重症者は、統計がある6〜9月で昨年は全体で1件だったのに対し、今年は既に4件となっており「油断できない状況にある」とする。
救急搬送の件数は、昨年8月同時期で42件だったのに対し、今年は44人と微増した。一方で、6〜7月にかけては昨年の15件に対し、今年は13件と減少に転じた。
熱中症はマスクの着用だけでなく、気温の変化に準ずるところも大きいという。担当者は「今年は例年に比べて梅雨明けが遅かったことが関係しているのでは」とみる。
9月も暑さ継続
横浜地方気象台によると、9月以降も1日の最高気温が30度以上となる日が続く見通しだ。消防本部の担当者は「水分と合わせて塩分補給も大切。室内ではエアコンも積極的に使ってほしい」と話している。
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