今年に入り平塚市内で発生した交通事故の発生件数が、昨年と比べて増加傾向にある。平塚警察署(鎌田耕造署長)では新型コロナ感染拡大が一因とみており、交通安全の啓発活動と取り締まり強化を図っていく方針だ。
平塚署交通課によると10月5日現在、市内で発生した人身事故は540件(昨年同時期比3件増)で、1人が死亡している。内訳をみると、高齢者が巻き込まれた事案は204件(同12件増)。二輪車は160件(同34件増)、自転車は169件(同5件増)と続く。一方、県内の事故発生件数は1万4558件(2600件減)で、例年並みだという。
自転車の売り上げ増
事故の増加傾向について担当者は「新型コロナの影響で電車通勤を回避し車やバイク、自転車の利用が増えたのでは」と分析している。八千代町の自転車店「宮川サイクルスポーツ」への取材によると、緊急事態宣言が解除された6月以降の自転車の売れ行きは昨年と比べおよそ1・5倍に増え、今も品薄状態が続いているという。
同課担当者によると「市内の事故件数は看過できない増加傾向にある」といい、10月12日〜16日にかけ、市内で歩行者妨害や一時停止、飲酒運転などの取り締まりを強化。1日におよそ300人が訪れる平塚署では靴用の反射材や飲酒運転追放の啓発ステッカーなどの配布も開始した。
平塚署では、交通事故が増加するとみられる年末を前に、引き続き取り締まり強化と交通安全啓発を続けていく。
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