10月から平塚市文化・交流課で国際交流員として活動している チェカナビチューテ ラサさん 平塚市在住 30歳
○…リトアニア出身の平塚市職員として赴任し、1カ月が経過。市役所の障がい者福祉ショップ「ありがとう」の店員とは持ち前の明るい性格で顔馴染みの関係だ。11月17日から始まるリトアニアウィークでは、無料動画配信サイト「YouTube」でリトアニアの主食であるジャガイモを使った郷土料理のレシピを配信する。「市民にリトアニアに興味を持ってもらい、知ってほしい」と期待を寄せている。
○…首都ヴィリニュス出身。旧市街の建築様式が美しく、特に教会が有名だという。好奇心旺盛な少女時代はバスケットボールや水泳、ダンス、絵画など様々なことに取り組んだ。「小さい頃からものづくりが好きだった」こともあり、13歳頃から服作りに没頭。イギリスのロンドン芸術大学に進学し、主に服作りや動画編集を学んだ。
○…卒業後はロンドンでファッション関係の仕事をしており、2013年に仕事のため初来日。「小さい頃、富士山や舞妓さんの写真を見て、日本はマジックがある国」だと思っていた。当時仕事で日本に行けると分かり「うれしくて泣いてしまった」ほどの憧れだった。その後も仕事で2回来日し、伝統的な文化などに触れて「日本に住みたい」と思うように。徳島県で4年半、英会話講師として勤務した。日本語が話せずに来日し、独学で覚えた努力家だ。
○…「楽しそうだと思った」と国際交流員に応募し、平塚へ。朝は毎日抹茶を立てることから始め、蕎麦としらすに舌鼓を打つことも。休日は海で趣味のサーフィンをするという。「リトアニアと平塚の関係の基礎を作り、かけ橋になりたい」と話した。「コロナが終わったら、やりたいこといっぱい」と希望にあふれている。
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