市立土屋幼稚園(原藤真之園長/園児数14人)で19日、竹灯籠体験が行われた。
ものづくりを通して地域の魅力を体感するとともに、地域交流を図ろうと企画された。この日は同園の「保育参加日」ということもあり、保護者も参加。講師は、土屋地区の小学校や公民館などで竹灯籠作りを指導する地元有志のボランティア団体「上惣領竹あかり」のメンバーが務めた。
園児らは4グループに分かれ、講師や保護者のサポートのもと地元で採れた孟宗竹にドリルで穴を開けていった。孟宗竹は肉厚で直径が15cmほどあり、燈籠には最適だ。しかし、園児にとっては巨大で、皆穴開けに悪戦苦闘。それでも徐々にコツをつかみ、終盤はあちこちで子どもたちの笑顔が見られた。
両親と一緒に取り組んだ木村佳祐くん(5)は「怖くないと思ったけど、少し怖かった。ドリルを真っすぐ入れないと穴が開かないことが分かった」と満足した表情で振り返った。
今回の催しを企画した原藤園長は「希薄になりつつある世代間交流ができて良かったです。竹あかりの皆さんは快く協力してくださり感謝でいっぱいです」とコメント。
講師を務めた碓井哲雄さん(72)は「この日を楽しみにしていました。地域資源を活用したものづくりを通して、子どもたちには郷土愛を持ってほしい」と話していた。
完成した竹灯籠は、園内に飾られる予定。
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