県美容業生活衛生同業組合平塚支部(平塚美容組合)の有志によるボランティアカットが11月19日、二宮町の児童養護施設心泉学園で行われた。10年ほど前から3カ月ごとに実施しているもの。新型コロナの影響で一時訪問を中止していたが感染対策をして再開した。
同園は、家庭の事情などで保護者が育てられなかったり、虐待を受けた子どもなどを預かり養育している施設。現在は2歳から18歳まで57人が暮らす。平塚市・大磯町・二宮町の美容室約40店が加盟する同支部が、美容師の技術を生かした社会貢献ができないかと同園に相談したことをきっかけに交流が始まった。
「美容師の皆さんが来てくださるようになってから、子どもたちがその日を楽しみに待つようになり、カットしてもらった後は喜んで見せに来る。とてもありがたいです」と飯塚富美園長。この日は平塚市の理美容企業「ライオンファミリーグループ」などから6人の美容師が訪れ、21人の子どもの髪を整えた。サッカー選手の載った雑誌を持ち込む男の子や、「前髪をあと2ミリ短く」と希望を伝える女の子など、美容師たちは子どもたちとの会話を楽しみながら一人ひとりの要望に応えていった。
|
<PR>
平塚版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>