2018年9月に亡くなった女優・樹木希林さんに生前インタビューした新聞記者が2日、平塚栗原ホームで講演を行った。当初は中央公民館で市民むけに実施される予定だったが、コロナ禍で会場を変更、介護従事者ら20人が聴講した。平塚市在宅医療・介護連携支援センターの主催。
講師を務めたのは、朝日新聞ジャーナリスト学校の講師で編集委員の石飛徳樹さん。石飛さんは、希林さんが亡くなる半年ほど前にインタビューを行った。1回3時間の取材は3日間におよび、朝日新聞の文化・文芸欄で15回にわたり連載。この日は当時のエピソードを披露した。
希林さんは10年以上にわたりがん治療に取り組んできたが、時を同じくして多くの映画に出演、数々の映画賞を受けるなどトップ女優に登り詰め、「本当にすごい人だと思いました」と石飛さん。希林さんがロングインタビューの最後に語った「今日までの人生、上出来でございました。これにて、おいとまいたします」という言葉が印象に残っているという。
講演会を主催した同センターの遠藤年彦センター長は「生きるということをあらためて考えさせられる講演でした」と話した。
今回の講演は来年2月をめどに動画配信を予定している。
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