平塚駅の駅ビル「ラスカ」本館に選挙の期日前投票所が設置される見通しだ。次期衆議院議員選挙に開設できるよう、平塚市は12月補正予算に関連費を計上した。駅南側に期日前投票所がなく、通勤や買い物ついでに投票できることから利便性向上に期待がかかる。
11日の市議会総務経済常任委員会で説明があった。解散の可能性がある衆院選の予算を事前に準備するのは異例。「コロナ対策で緊急に準備できない可能性があるため」と市選管は説明する。
期日前投票所はラスカ平塚本館の6階に設置予定。ラスカホールがあるフロアのスタッフ用休憩スペースを活用するという。約160平方メートルあるといい、市選管は「面積も十分。出入口が1カ所で施錠できるので投票所として活用できる」と話す。
来年10月に任期満了を迎える衆議院議員の総選挙からの運用を想定。「春くらいの解散なら対応できる」としている。
これまでも設置が検討されてきたが、システム管理で必要な市の専用回線が使用できないため困難とされてきた。昨年5月の「駅前市民窓口センター」開設で専用回線が整備され、投票所設置が可能になった。
コロナ感染防止の観点から総務省が期日前投票所の増設などの対応を求めていたことも後押しとなった。
市選管は「現在は線路の北側に期日前投票所が集中しているので、駅南側の市民の利便性向上にもつながるはず」と話す。現在、市の期日前投票所は市役所本庁舎、神田公民館、金田公民館、金目公民館の4カ所。
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