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平塚版 公開:2021年1月1日 エリアトップへ

「ありがとう」 生きる実感、光り輝く場所 福祉施設の商品販売

社会

公開:2021年1月1日

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平塚市役所1階のショップで販売するスタッフ(高橋会長は左)
平塚市役所1階のショップで販売するスタッフ(高橋会長は左)

 平塚市役所1階にある障がい者福祉ショップ「ありがとう」。パンやクッキー、季節の野菜、手づくりのクラフト、ニットなど様々な商品が並ぶ。平塚市内29施設、大磯町1施設、合計30の福祉施設が丹精込めてつくった商品だ。

 開設は2014年7月。市役所の新庁舎完成とともにオープンした。昨年6月には売上累計1億円を達成。同ショップを運営する「ひらつか障がい者福祉ショップ運営協議会」の会長を務める高橋眞木さん(69)は「昔は市役所にスペースをもらって店をやるなんて考えられなかった。こんな日が来るなんて想像もしていなかった」と感慨深げに語った。

はじまりは音楽祭

 高橋会長は「きっかけとなったのは96年開催の平塚なでしこライオンズクラブが25周年記念で開いた音楽祭『YES愛DO』だった」と振り返る。障がい者が歌って踊れる本物の音楽祭。高橋会長は実行委員長として参加した。当日の様子を写した写真展を市役所で開き、同時に作業所がつくっている商品を紹介のために展示。来場者から「買いたい」との声があがったという。

 「NO」が「YES」に。これまでの流れが変わった瞬間だった。市役所から商品販売の許可を得て、写真展と商品の展示即売会が後年の音楽祭でも開催されることに。新庁舎の計画に福祉ショップ開設が盛り込まれることに繋がった。

売上が「生きがい」に

 「オープン後が本当のスタートラインだった」と高橋会長。こだわり続けたのは「質の高い品」「障がい者当事者が参加した商品づくり」。ショップでの売上は働いている障がい者のモチベーションにつながる。市民との交流も生まれる。昨年は不足するマスクを製作・販売して反響を呼んだ。「生きがいを感じてもらうのが最大の目的。これからも努力を続けていきます」と高橋会長は語った。
 

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