平塚版 掲載号:2021年1月1日号 エリアトップへ

貴船神社 牛の石像 疫病退散の伝説 現代でもコロナ終息願う

文化

掲載号:2021年1月1日号

  • LINE
  • hatena
貴船神社境内にある臥牛の石像と三嶽さん
貴船神社境内にある臥牛の石像と三嶽さん

 2021年は丑年。コロナの終息が願われる中、疫病にまつわる伝説が残る牛の石像が、市内城所の貴船神社にある。石像を設置したとされる石塚萬兵衛氏の子孫の三嶽嘉保さん(74)は「疫病からの守り神」と話す。

 貴船神社(城所343)境内にある三面大荒神前に祭られた臥牛(がぎゅう)の石像は日露戦争の戦勝祈願に造られたもの。これを造ったのは当時の大地主で有力者だった石塚萬兵衛氏。この石像は疫病にも深い関わりがあった。

地域の守り神

 石塚萬兵衛の玄孫で、城所氏子会の三嶽嘉保さんによると、1923年の関東大震災で地滑りが起きたことから、当時の設置場所である城所山から石像が崖下に落下し行方不明になった。村人総出で探したというが見つけられなかったという。

 翌年、村中に赤痢が流行し村人数十人が隔離される事態に。村人たちは「何かの祟りではないか」と当時城所に住んでいた女性の霊媒師に相談すると、「牛が出たがっている」と場所を教えられ、掘ってみると牛の石像が見つかった。やがて赤痢は終息したという。

 石塚萬兵衛がなぜ石像を造るのに牛を選んだかについては分かっていない。三嶽さんは牛が荒神の守護神とされる地方があることや、近くにある浄心寺の本尊が丑年生まれだからなど諸説あると推測している。

 貴船神社に設置されている牛の石像と対になる石像が日清戦争の際に造られ、三嶽さんの兄の石塚崇さんの屋敷内に安置されている。2体は牡と牝とみられる。

 三嶽さんは「この牛は疫病からの守り神だと思っている。コロナが流行っている現代で、ぜひ参拝を」と話した。村で赤痢が終息したとされる1924年から長い月日が流れた2021年の丑年に、再び臥牛の石像に期待する人々もいる。

平塚版のトップニュース最新6

「サガン鳥栖」を迎え撃て

ベルマーレ

「サガン鳥栖」を迎え撃て スポーツ

2月27日ホーム開幕戦

2月25日号

「あおぞら号」廃止の方針

平塚市図書館

「あおぞら号」廃止の方針 教育

地域の読書環境整備も

2月25日号

地元Vで初戴冠に弾み

平塚出身尾崎選手

地元Vで初戴冠に弾み スポーツ

女子競輪ビッグレースへ

2月18日号

過去最大の一般会計に

平塚市21年度当初予算案

過去最大の一般会計に 社会

初の900億円超え

2月18日号

熱い思いで貸出代行

平塚商議所飲食業部会

熱い思いで貸出代行 社会

コロナ対策のアクリル板

2月11日号

スターライトP(ポイント)再び

平塚市

スターライトP(ポイント)再び 経済

4月以降に販売の公算

2月11日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 2月25日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 2月11日0:00更新

平塚版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2021年2月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク