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観光ガイド仲村さん 「江戸見附」歴史知って 再開発契機に文化発信を

文化

掲載号:2021年3月4日号

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平塚宿の碑を案内する仲村さん(右)
平塚宿の碑を案内する仲村さん(右)

 再開発が進められている新文化施設「ひらしん平塚文化芸術ホール」(2022年3月開館予定)周辺は、かつて「江戸見附」として栄えた宿場の中心だった。市観光協会・市民観光サポーターの仲村光世さん(78)は「駅前商店街の発展へとつながる、平塚の商業文化のはじまりの場所。一人でも多くの人にその歴史を知ってほしい」と話す。

 平塚宿は、江戸時代に戸塚や藤沢に続いて県内では4番目につくられた東海道の宿場の一つ。徳川家康が鷹狩りや視察等で度々この地を訪れ、1596年には中原御殿を造成したことから大名らの行き来もあり、情報が集約する場所として、小さいまちながら宿場が作られたと考えられる。

 宿場の入口は江戸側を「江戸見附」、京都側を「京見附」(現・古花水橋信号付近)と呼び、石垣が設置されていた。宿場の中には、今でいう宅配センターのような「問屋場」があり、そこで荷物や文を運ぶ飛脚や馬の交代、人の出入りをチェックしていた。問屋場は幕府の運営ではなく、地元から人足を出しており、雇用の場にもなっていたという。その他、本陣と脇本陣が一か所ずつ、旅籠屋が54件、酒屋やお湯屋、蕎麦屋などがあったという。

 江戸見附のあった崇善公民館前からは高麗山が正面に見える。宿場には「あの山を越えるには危険だから泊っていけ」と客引きする「泊め女」がいたという。しかし、山を越えなくても大磯への道はあったため、翌日歩みを進めた旅人に「ペテン山」と言われていたという言い伝えもある。

 仲村さんは「平塚宿がなければ今の商店街もない。平塚の宿場について新文化ホールの開業を機に再発信していきたい。当時を伝えるジオラマの設置などをぜひお願いしたい」と意気込んでいた。

 同エリアに建設されているローソンは3月12日、オーケーは16日、エニタイムフィットネスは17日、くら寿司は22日、焼肉キングは30日の開業を予定している。

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