震災で親を亡くした子ども達を支援するため、湘南ケーブルネットワーク株式会社(柏手茂社長)などが中心となり、2011年に設立された震災遺児20年支援プロジェクト「助け合おう!日本 3・11 WITH YOU TOHOKU」。
プロジェクトは、「当時0歳から成人するまでを多くの家族が見守り続ける」としてスタート。きっかけは、阪神淡路大震災で父親を亡くした女子大生が神戸市内で街頭募金に従事する姿だった。画面越しに「私が受けた多くの愛情を東北に注ぎたい」と訴えた。
「一人ひとりが継続的にできる支援を」とする趣旨に、長野五輪のシンボルマークを手掛けたデザイナーがプロジェクトロゴを作成。印刷会社は活動紹介を記載したパンフレットを用意するなど、趣旨に賛同した企業や団体、個人が手弁当で支援に名乗り出て、文字通り「家族」が増えた。
店舗に備えた募金箱やイベントの収益金、チャリティグッズの販売などで義援金を集め、同社を通じて「あしなが育英会」へ寄付され、総額は10年間で1500万円を超えた。
プロジェクトの折り返しを迎え、関係者は「風化させてはいけない」と次の10年を見据えた。公式HPでこれまでの活動を紹介し、引き続き協力を呼び掛けている。
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