神奈川県の第14回かながわ子ども・子育て支援大賞が11日に決定し、平塚市からは「子ども学習支援グループ 須賀の寺子屋」(大野文代表)が奨励賞、「NPO法人 未来経験プロジェクト」(平井伸幸代表)が草の根賞を受賞した。
須賀の寺子屋
「子ども学習支援グループ 須賀の寺子屋」は2016年の設立以来、小中学生に無償で学習支援の場を提供してきた。
会場が借りられないなど、新型コロナの影響を受けたが、今年1月までに寺子屋を利用していた中学生23人にタブレットを配布。無料の学習ソフトやオンライン会議システムを活用した対面授業、郵送による添削で、子どもたちの学習機会の確保に努めた。
大野代表は、「子どもたちの置かれている環境も多様化している。今後もニーズに細かく応えられるよう、活動していきたい」と話していた。
未来経験プロジェクト
市内4カ所で子ども食堂を運営し、県内初の朝ごはんの提供も先駆けて行った。そのほか、学習支援や職業・農業体験の事業を実施している。昨年6月には、コロナの影響で休校明けの給食再開までの間、お昼ごはんサポート「おにぎり会」を2週間実施。約1000個を無料配布した。
同団体の堤園子さんは、「お母さんたちにご飯作りを休んでゆっくりしてね、という気持ちでやっていた。コロナ禍だからこそ、気を付けながら会える場所を作りたかった。賞をいただけてうれしい」と喜びを語った。
同大賞は県子ども・子育て支援推進条例に基づき、県内における支援活動のモデルとなる事業を表彰するもの。23件の応募があり選考された。
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