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意見広告 「市民の声」届けるのが議員 平塚市議会議員 松本とし子

掲載号:2021年3月25日号

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 平塚市議会は3月8日、同市議会史上初となる懲罰特別委員会を開きました。市議会本会議での、龍城ケ丘公園整備を「多くの方が肯定的」として進める平塚市に対し、本会議の場で私が「明らかな『うそ』を押し切って進めようとしている」と発言したことについて、「不適切発言があった」と問題視したものです。平塚市議会最終日の17日、「戒告」が相当であるとして、議長は私不在のまま「戒告文」を読み上げました。

誰にとっての「不適切」不明瞭なまま処分決定

 私の発言に対し、臨時の議会運営委員会を立ち上げる際、議長が「『理事者』の方から申し出があった」と公の場で平然と言っていることに違和感を持たないことが、すでに議会としての機能が麻痺していると言わざるを得ません。私は3月12日、議長・副議長の立会いのもと、懲罰特別委員会に質問状を出しましたが、委員会は閉会したことを理由に公式な返事はありませんでした。しかし、議長はその中の「理事者とは誰か」の問いに「市長部局である」と答え、「どの言葉に対してか」の問いには、「理事者から具体的な指摘はなかったので、議長らで議事録を出して『この発言だね』と判断した」と口頭で答えました。

 そして、議長は私に、発言の根拠となった同事業に伴う樹林帯伐採に反対する署名の写しを見せて、「(『賛成者多数だと明らかなうそ』の根拠として)松本さんはこの署名が反対の署名だといいたいのだろうが、署名のどこに反対と書いてあるんだ。『見直してほしい』としか書いてないじゃないか」と反論してきました。

 署名は、広い駐車場や建物を建てるために樹林帯を切らないでほしいという説明のもとで、要望項目に「この計画を見直すことを求める」と住民は反対の意思表示をしているのに、議長は「反対していないじゃないか、どこにも反対とは書いてない」と市民の思いを代弁する私を批判しました。しかし、その署名が仮に「反対」ではないとしても「肯定的な人」の数に加わるものではない点を指摘し、今回の文言の撤回とはつながらないと改めて伝えました。

 戒告文に「弁明も争点外れ」とありますが、議員の自由闊達な意見を議論する場である議会が、「なぜそう言ったのか」の真相抜きに、争点を外したのは懲罰特別委員会です。議会は、市の施策に対し公平性・透明性を市民に示していくこと、そのためにチェックする機能が与えられているのです。私の発言が誰にとって、何が不適切だったのかを明らかにしないまま、懲罰特別委員会が進められ、処分が決定したことは問題ではないでしょうか。

龍城ケ丘プール跡地開発事業の進め方にも疑問が

 私は議員5期目ですが、こんなに欺瞞の多い事業の進め方は初めてです。問題となった私の発言は、龍城ケ丘プール跡地の整備・開発に対して、市や県に寄せられた全ての意見を情報公開で得た中で、開発の見直し・反対を求める声が圧倒的に多いことから、「『多くの方が肯定的』と市が言うのはおかしい」という意味のものです。市長は同開発に伴った樹林帯伐採に反対する8548筆の署名や、計画内容の見直しを求める声には触れず、住民の前にも顔を出さず、地元のいくつもの自治会長が市長に懇談を申し入れても話を聞こうともしてくれません。

 平塚市が「多くの方が肯定的」の根拠としている、「公園ができたら行きたいか」というアンケートは設問からして恣意的です。さらに、回答を情報公開請求し調べたところ、ファクス回答された257通のうち228通が2つのファクス機器から送信されていることもわかっています。同じ筆跡で住所不明のファクスが複数寄せられていること、市の「記入必須」の項目をクリアしていないものが複数あることを指摘しても、「全ての意見について慎重に住所や筆跡の確認をしている」と言い切り、「個々の意見であればよい」と一蹴します。「公園に行きたいか」という回答に「普通」と答えた人まで入れて「肯定的な意見」が8割としていることを指摘すると、「アンケートは計画の賛否を問うものではない」と、市の回答はまるで逃げるような印象を受けます。

 同事業に対する市民の声を調査するアンケートにおいて、ここまで信ぴょう性を疑われたら、公的立場の市長が「確認」もしないで無責任に発言できないはずです。「多くの方が肯定的」という根拠を示すべきです。それが行われて初めて私の言葉が懲罰に値するのではないでしょうか。

 改めて市民の皆さんにも、議員の役割、議会の在り方について考えていただきたいと思います。

松本敏子

平塚市寺田縄

TEL:0463594607

http://www.matsumoto-toshiko.jp/

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