平塚市は3月26日、市内初となる新型コロナワクチン集団接種の模擬訓練を市保健センター(東豊田)で実施した。医師会・薬剤師会の関係者、看護師ら接種に携わるおよそ120人が参加し、一連の流れを確認した。
訓練は保健センターの2階フロアで行われ、第一部では参加者らが「予診」「接種」「接種済証の交付」などと書かれた各部屋を順番にまわり、受付から接種、経過観察までの流れを確認した。
接種後に15分ほど安静を保ち副反応の様子を観る待機部屋では、経過観察中の被接種者にアレルギー反応が起こった想定のもと、消防署員が応急措置の方法などを解説。参加した看護師からは「救急隊の到着までに私たちがすべきことは」といった活発な質疑応答もあった。
続く第二部では、医師や看護師らがそれぞれの持ち場に移動し、役割や行動の確認、課題の洗い出しも行われた。訓練には落合克宏市長のほか、大磯町と二宮町の職員らも訪れた。視察を終えた落合市長は「問診などで滞るかと懸念していたが、各部屋は合理的に機能していた」と評価。「7割の市民の接種を目指す」と抱負を語った。
市健康課によると、市内では5月上旬以降をめどに65歳以上から接種を開始する予定。
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