地方に眠る原石を日本全国、世界に通用するヒット商品に育てる企画「にっぽんの宝物グランプリ」の全国大会が3月20日、21日に東京ミッドタウン日比谷内で開かれ、肉・海産物調理/加工部門で、市内代官町に加工場・店舗を構える株式会社川国の「川くに 漬けしらす」が準グランプリに輝いた。
株式会社川国は、平塚出身で渋谷で広告代理店を営む飯尾純也さん(63)が2006年に創業。親族が須賀で燃料販売などを営んでいた屋号を譲り受け事業をスタートした。「地元の人しか食べていないような四季折々の旬の海産物を加工して売り出したかった」と飯尾さんは話す。
社員は調理部長の内田啓造さん(67)1人のみの小さな会社。二人三脚で商品開発に取り組み、「漬けしらす」を商品化したのは2年前のこと。鮮度にこだわり、朝獲れしらすを6時間以内に特製ダレに漬け込んで冷凍した自慢の商品だ。
ウニ、イクラの知名度めざす
昨年、平塚信用金庫などが主催する「圏央道の宝物グランプリ」に漬けしらすで参加。各種セミナーなどに参加し、商品に磨きをかけていった。同大会でグランプリを受賞し、全国大会への挑戦権を獲得。全国大会では釜揚げしらすとの二色丼、にゅう麺、カナッペの3品で商品アピールに臨んだ。
準グランプリという結果に飯尾さんは「ありがたい、けど一歩届かずというのが正直な感想。やはりグランプリが良かった。湘南の『漬けしらす』をウニ、イクラと同様に誰もが知る食材として全国的に認知させたい」と意気込む。
「漬けしらす」は、同社ホームページ(https://www.kawakuni.com/)からオンラインで購入できるほか、加工場・店舗(代官町22の7、【電話】0463・74・5922)でも購入できる。営業時間は午前9時〜午後5時(火曜定休)。
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