▽現在、県内初の4年制看護師基礎教育を行う大学校の校長として、看護人材の育成にあたる。「看護の現状をリードし、組織に貢献している人たちが受賞してきた栄誉ある賞なので、受賞するにはまだまだという気持ち。専任教員や事務職員などまわりの皆のおかげ」と謙虚に受賞の喜びを話す。病院だけでなく、看護教育、卒後教育、看護行政等に関わりが深く、看護の質を高めるための人材育成への貢献などが評価された。
▽長崎県出身。高校生のときに看護師を志し、現在校長を務める平塚看護大学校へ進学。卒業後は、足柄上病院や県立がんセンター、こども医療センターなどを経て、2018年4月から平塚看護大学校で校長を務める。神奈川県保健人材課在籍時には「神奈川県における看護教育のあり方検討会」を中心になってとりまとめ、准看護師養成の停止や看護師養成施設の新設など、「看護教育の神奈川モデル」等の実現に向け複数の事業を立ち上げ、県の看護行政に大きく貢献した。
▽看護師の仕事について「やりがいが大きい。何気ないやり取りの中で成長させてくれる。病院時代の先生は患者さんやご家族、今の先生は学生」ときっぱり語る姿が格好いい。「教育が良くならないと人は良くならない。学生には看護教育だけでなく、患者さんに対し誠意ある対応を身につける人間教育や社会教育も大切」と話す姿は、まさに理想の校長だ。
*神奈川県看護賞は、多年にわたり県内で、保健師、助産師、看護師等としてその業務に励み顕著な業績をあげた人を表彰する制度。56回目の今回は10人が受賞。平塚市からは神奈川県立平塚看護大学校の吉岡幸さんと医療法人社団水野会平塚十全病院の林和代さんが受賞した。
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