5月27日付で平塚市防犯協会の会長に就任した 志村 吉一さん 東中原在住 72歳
犯罪のない街へ 地道に
○…平塚市防犯協会は、犯罪のない明るい街づくりを目標に、市民が犯罪被害に遭わないよう、防犯意識高揚のための啓発活動を行っている。26地区の支部、約700人の会員で構成される同会。2012年から東中原支部の支部長を務め、5月27日付で26地区をまとめる会長に就任した。「もっと適任者がいると思うけど、みなさん忙しいから」と謙遜するも、「市民に防犯意識を高めてもらうため、啓発活動を地道に続けていきたい」と意気込む。
○…平塚生まれ。父親の転勤で小学6年生で岩手へ。高校卒業後に平塚へ戻ってきた。「一度平塚を離れると良さがよくわかる。温暖で山あり海あり、大好きな街」と平塚愛を語る。大学卒業後、1972年に平塚市役所へ入庁。図書館や青少年課、市民税課など様々な課を経験。青少年課で出会った人たちとは、今でも年賀状のやり取りをするほど親交を深めた。「どこまでが仕事で遊びなのかわからないほど楽しかった」と当時に思いを馳せる。
○…「故郷平塚をもっと良い街にしたい」との思いから2011年、東中原支部に入会。「これまでは行政からの目線だったが、今は地域からの目線になり見方が変わった」。コロナ以前は、毎月10日に駅前で啓発キャンペーンを行っていたほか、年末特別警戒歓楽街パトロール、防犯功労者等の表彰など活発に活動していた。
○…コロナ禍となり、キャンペーンなどができない状態に。「やり方を模索しなければ」と真摯に課題と向き合う。「コロナ禍だからこそ、各地区での活動の積み重ねが大切。皆さんにご協力いただいて、犯罪のない街を実現するために尽力したい」。強い決意の中に、やさしい温もりを感じた。
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