草木循環Labo=渕田貴寛代表(38)が城所に所在する古家のリノベーションに6月から取り組んでいる。
東京都町田市在住の夫婦が、自然系ワークショップを主催し、その豊かさや価値について発信をしている同団体。6月に古家を借り、リノベーションに取り組むことをきっかけに平塚に活動拠点を置く。
渕田代表は「初めの一カ月は家の周りの植物を伐採するので精一杯だった。ジャングルのようでした」と笑う。床や壁、庭の伐採で出た廃材は焼いて炭にし、防湿や防虫のため古家の床下に敷き詰める。自然素材の良さをみつめ、循環させていく方法を模索している。
「ものがたくさんあることが本当に豊かなのか」ということを感じるようになった」と妻の幸恵さん(42)。前居住者の物品整理をしていたとき、大量の食器や中元の箱に保管されていた古い洗剤や食用油を処分した。「人の心を満たす本当の豊かさは、ものの多さやお金では測れない。手間をかけて物を作ったときに生まれる愛着やこだわりからくると思う。それを発信したい」と話す。
今後は庭で伐採した南国植物「シュロ」を使ったほうき作りや、家の壁塗り体験を企画中。弁天池の再生事業にも携わる。「地域の方や興味のある人たちが気軽に集まれる場にしたい」と2人で目を輝かせた。
現在は週末を中心に在廊している。見学や訪問の問い合わせは渕田幸恵さん【携帯電話】090・5508・1669へ。
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