港小学校(今野博校長)の全校児童が10月19日、6年1組の児童が考案した平塚特産の魚「シイラ」を使った給食を食べた。メニュー名は「シイから南蛮風」。シイラの身を唐揚げにして、甘酢ダレに和えたもので、お好みでタルタルソースをつけることもできる。
総合学習の一環として、5年時から地元漁協の取り組みを紹介するなどシイラを発信してきた同クラス。9月にはプレゼン大会を行いメニューを決定。ポスターや動画を作ってPRするとともに、低学年の児童にもシイラに興味を持ってもらえるようオリジナルのゲームなども考案した。
念願のシイラ給食にクラスは大歓喜。PR動画のナレーションを担当した北阪海斗君は「鶏肉みたいで美味しい。実現できてうれしい」と話し、取材や動画編集を担当した小向麻里愛さんは「これをきっかけにもっと多くの人にシイラを知ってほしい」と期待を寄せた。
児童に地元の漁業について理解を深めてもらうために実施している「ふれあい給食」の一環でもある同事業。今年は感染対策のため別室での喫食となったが、これまでシイラのメニュー開発に携わった平塚市漁業協同組合の伏黒哲司さん、鳥仲商店の鈴木崇専務らを招待した。
児童を前に、伏黒さんは「みんなの気持ちが学校中に広がって給食が実現できた。この経験を今後に役立ててほしい」と話し、鈴木専務は「企画当初から見守っていただけに感慨深い。とても美味しかったので商品化もできたら」と話した。
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