金目商店会(鈴木豊会長)は11月18日(木)〜22日(月)、半世紀ほど前まで行われていた地域の伝統行事「恵比寿講」を開催する。今年は金目小・中学校周辺の22店が参加。期間中は来店した人にミカンジュースを配る。
商店会の活動知ってほしい
同会の鈴木会長によると、恵比寿講はかつて南金目の地域に根付いていた商売繁盛を願う伝統行事のこと。毎年11月20日になると各店が、小判などの縁起物に似たミカンを住民に配ったという。
隣近所の付き合いが希薄になるなか、同会では昨年、新型コロナで疲弊した商店街を活性化させようと行った「Go To 商店街」事業に応募。鈴木会長らの想いが実り採択され、およそ半世紀ぶりに恵比寿講を復活させた。この時は11月20日のみ行い、コロナ禍を考慮して住民にミカンの缶ジュースを配った。
今年は、11月20日の前後2日を合わせた5日間で行う。鈴木会長は「油断はできないものの、コロナの感染状況は落ち着きつつある。感染症対策を前提にたくさんの方に商店会へお越しいただきたい」と話している。
同会ではおよそ40本の街路灯の管理も行っており、維持費の一部は会で負担している。鈴木会長は、恵比寿講を通じて商店会のこうした取り組みを地域住民に知ってもらいたいといい、「次の世代の人たちにも、住民同士で支え合いながら地域を盛り上げていってほしい」と願っている。
県補助金を活用
恵比寿講の実施にあたり同会は「令和3年度県商店街魅力アップ事業補助金」を活用した。費用の3分の1を県が負担するもので、今年度は35の事業が採択された。
市内では同会のほか、浜大門通り新光会(中村彰伸会長)の「昼飲み酒場」も採択された。平塚駅北口すぐの浜大門通りで11月14日(日)、「浜大門通り復活祭2021」と銘打って開催。午前11時〜午後4時。飲食店など8店が出店し、屋外で昼飲みが楽しめる。
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