2022年度に実施される平塚市の4件の協働事業が10月29日発表され、特定非営利活動法人ぜんしん(柳川涼司理事長)の不登校やひきこもりの若者に対する就農支援が唯一の新規事業として採択された。
◇ ◇ ◇
居場所づくりや職業体験などを通して不登校やひきこもりの若者を支援してきた同団体。本事業では、湘南ライスセンターや地元農家の協力を得て参加者が農作業などを体験。適正に応じて就農を支援する。
加えて、デジタル分野が得意な若者の特性を生かし、IT技術を活用した「スマート農業」導入の提案なども期待されている。人手不足の農家の課題とも合致した形だ。
就労支援の前段として、参加者はこれまで図書館での本の修繕や書架の整理などのボランティアを経験。今年の春から秋にかけて、試験的に苗づくりなどの農作業を体験した。柳川理事長は「一つひとつが自信につながる。この事業を通して就労のきっかけになれば」と期待を寄せた。
本事業は22年の4月から実施される予定。
|
<PR>
平塚版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>