2021年の平塚市成人式がオンライン開催になったことを受け企画された交流イベント「二十歳の同窓会」が昨年12月29日、ホテルサンライフガーデンで開催された。約120人の20〜21歳の若者が参加し、友人たちとの再会を楽しんだ。二十歳の同窓会実行委員会主催。
進学や就職で地元を離れた人でも帰省に合わせて参加できるよう日程を年末に設定。「たくさん写真を撮って思い出を残してほしい」というコンセプトのもと、チャペルや大広間、中庭などで「映える」写真が撮れるホテルサンライフガーデンを会場に決め、当日のようすはプロのカメラマンが撮影した。
同実行委員会は参加者同士の話題づくりに一役買ってほしいと、二十歳世代が生まれてから現在までの国内外の歴史やできごとをまとめた手作りのオープニングムービーを用意。グループで来ても一人で来ても楽しめるよう、同じ数字のトランプを持つ人を探してペアになる「リアル神経衰弱」などを実施した。そのほか、地元整体院による「いい笑顔」のためのストレッチタイム、プロマジシャンのマジックショー、テレビゲームの対戦コーナーなどを設置し、会場内を回遊させることで密にならないひと工夫を施した。
会場の熱気が最高潮になったのは地元企業や商店からの豪華景品があたるビンゴ大会。参加者は各企画に参加するともらえるビンゴカードを集め、真剣なまなざしでビンゴの瞬間を待ち望んでいた。
当日の進行を指揮した実行委員の原田昌尚さんは「コロナ禍の間隙を縫って、成人式では果たせなかった同級生との再会と交流の場をつくれてほっとしています」と胸をなでおろしていた。
再会願い準備10カ月特技活かし実行委員奮闘
二十歳の同窓会の実行委員会が立ち上がったのは昨年3月。2021年の成人式がオンライン開催になったことをうけ、平塚駅前の地域活性化を目的に活動する「平塚まちなか活性化隊」の八木賢一さんを中心に、当時成人式に出席するはずだった世代の実行委員を募集した。
約10人が集まり始動したはいいものの、コロナ禍で0からイベントを立ち上げるのは一苦労。開催場所や日程、周知方法、資金集め、コロナ感染状況など懸念事項は多く、実行委員発足以来、イベント当日まで、毎週欠かさずZoom会議を重ねた。議論は白熱し、終了時間は毎週のように日付をまたぐほどだった。
奮闘する実行委員たちの背中を押してくれたのは、開催を聞きつけた地元企業・店舗からの協賛、クラウドファンディングを通して寄せられた大人たちからのエールだった。
集まった資金は運営費としてポスターやパンフレット、ステッカーの制作等に充て、デザインはすべて実行委員メンバーが担当。ラジオ出演や協賛企業へのお礼など、それぞれの得意分野で役割分担して挑んだ。
発起人の八木さんは「この企画を思いついてから約1年。参加してくれた皆さん、一緒にがんばってくれた実行委員のみんなに感謝です。新成人の皆さんあらためておめでとうございます」と感無量のようすだった。
![]() 会場内には着飾った若者たちでにぎわった
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![]() ストレッチのようす(実行委員会提供)
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![]() ビンゴカードを真剣に見つめる参加者
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![]() イベントを終えた実行委員メンバー(実行委員会提供)
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![]() 会場配布用の資料づくりのようす
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![]() 宣伝のためFM湘南ナパサにも出演
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