岡崎在住のイラストレーターでトリックアーティストの伊藤文人さん(71)がこのほど、第4回世界まんがセンバツの1枚まんがフリー部門で「つるっと選ばれました賞」を受賞した。
同大会は、多くの漫画家を輩出する高知県土佐からまんが文化を世界へ発信することを目的に開催。伊藤さんのエントリーした1枚まんがフリー部門は、予選を通過した5作品が決勝審査に進み、トーナメント形式で審査された。
テーマは「約束」
同部門のテーマは「約束」。伊藤さんは日本の民話「鶴の恩返し」をモチーフに「約束したよね!」を作成。鶴が機織りしている姿を、監視カメラで見られてしまい、約束が破られて泣いている様子を表現した。
「約束というテーマを見たときに、『果たした』か『破られた』か『これからの約束』かの3つだと思った。その中で、破られた方がおもしろい漫画が描けると思った。誰もが知る話をモチーフに、現代的な皮肉を表現した」と作品の意図を話す伊藤さん。
審査は生中継で行われ、「手に汗握る展開だった」と振り返った。
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