市内横内でタクシー運転手が殺害され、売上金が奪われた2010年の強盗殺人事件が未解決のまま12年目を迎えた5月20日、平塚警察署などが平塚駅北口で情報提供を呼び掛けた。
被害者が勤務していたタクシー会社の社員らも参加し、チラシ500枚を駅利用者らに配った。同署は例年5月20日に街頭での呼び掛けを行ってきたが、新型コロナの影響で3年ぶりに実施した。
同事件は12年前の5月20日未明に発生。タクシー運転手の荒井庄次郎さん(当時62)の遺体が、横内の東海道新幹線高架下に停車したタクシーのトランク内で発見された。首には刃物で切られた傷があり、運転席が燃やされて売上金が無くなっていた。同署による必死の捜査も実らず、12年経った今も有力な手掛かりが得られていない。
飯塚博史署長は「チラシを渡して事件を思い出してくれる方が多く見られた。昨年の情報提供はゼロ。事件を風化させないよう、今後も広く情報を募りたい」と訴えた。チラシを受け取った田村に住む70代の女性は、「タクシー乗り場に事件に関する看板が立てられてから、タクシーを利用するのも不安になった。手掛かりが集まって早く犯人が見つかれば」と話した。
事件に関する情報提供は平塚警察署特別捜査本部【電話】0463・31・0110。
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