学生などの看護実習に指導者として携わる人を称える神奈川県看護師等養成実習病院の実習指導者表彰に8月、平塚市民病院の副看護部長・進藤厚子さん(高根在住・55)が選ばれた。
進藤さんは30年以上、看護師として従事。同院では、5年ほど前から実習指導を担当している。毎年多くの実習生を受け入れており、今年は約420人が実際の医療現場を肌で学ぶ予定だ。
新型コロナが流行し、多くの病院が実習を中止した際も、同院では受け入れを敢行。感染対策室と連携しながらルールを刷新し、患者と接する時間を抑えながらもより深い学びの場を整えた。「調整は大変だったが、それでも参加してくれる熱意に応えたかった」と振り返る。
医師から医療事務に携わる人まで様々な意見交換を行う合同カンファレンスでは、「実習生から学生ならではの新鮮な視点が得られることも」といい、「”教える”ではなく、今後仲間になる同志としてともに学んでいきたい」と話した。
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