国税庁が主催する「税に関する高校生の作文」コンクールで、平塚江南高校2年の征矢(そや)晶紀子さん(17)が最優秀賞にあたる国税庁長官賞を受賞した。
同コンクールは税への関心を深めてもらおうと、1962年から毎年実施。今年は全国から約21万点の応募があり、同賞には12人が選出された。
征矢さんの作文タイトルは「税金よ、国民の共有財産であれ!」。インターネット上で見かけた新税に関する意識調査で、情報の少なさに違和感を覚えたことや、目的を明確にすることが成果の良し悪しを左右すると訴えるテレビCMを見たことで「目的のある納税がしたい」と訴えた。同時に「税金がどのように使われて、還元されるのか知る必要がある」と指摘した。
また家族のために栄養バランスを考える母の姿を見て「自分自身の行動に意味や価値を見いだせば、やりがいや意欲が生まれることに気付いた」といい、「『納税は価値のある行為だ』と誰もが思える日本であれば、私たちの生活は、豊かなエネルギーで満ちあふれるはずだ」と思いの丈をつづった。
今回の作文を通じて、税に向き合うことの大切さに気付いたという征矢さん。今後は「世界の税金にも関心をもち、色々なことにチャレンジしていきたい」と話していた。
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