クリスマスの贈答用で人気のポインセチアの出荷が、市内唯一の鉢物栽培農園「花工場」(上吉沢103)で最盛期を迎えている。同園社長の二宮光正さん(61)は「葉や株が大きくて力強く、良い出来栄えとなりました」と満足そうな表情だ。
同園では白色の「プリメーロホワイト」やまだら模様が特徴の「ジングルベル」など、7種1500鉢を栽培する。今年は育成時にアルミシートを敷くことで、葉裏にも光が当たる仕掛けを施してきた。「反射光が害虫駆除につながり、消毒などの農薬使用も軽減できた」(二宮さん)と、初の取り組みに手応えを感じたようだ。
丹精込めた一級品 県知事賞など受賞
生産者である二宮さんは、先月行われた品評会「神奈川県花き展覧会」に定番の深紅やピンク色の「モンレアルアーリーレッド」を出品し、金賞や神奈川県知事賞を受賞した。「常に新しく、唯一無二の花を消費者に届けたい」という思いが、育成法の改良や新品種導入につながっている。丹精込めた花木が県のお墨付きを得たことについて、「(色の豊富さや株が大きくなるよう)栽培方法を工夫してきた結果が評価されたのはうれしいことです」と喜びもひとしおだ。
出荷は今月20日頃まで続くといい、二宮さんは「水をあげすぎず、暖かい窓辺などで保管すれば長く楽しめる。地場の花木でクリスマスを鮮やかに彩ってもらえれば」と話していた。
平塚産のポインセチアは同園直売所やJA湘南あさつゆ広場(寺田縄)で購入できる。4〜6号鉢で価格は600円〜1500円(税込)。
問い合わせは、あさつゆ広場【電話】0463・59・8304。
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