老朽化に伴う神奈川県動物保護センター(土屋401)の建て替えが2019年4月開所に向けて、1月中に着工する。
新しい動物保護センターは鉄筋コンクリート(一部鉄骨)造の地上2階建て。延べ床面積2743平方メートル。「生かすための施設」をコンセプトに掲げ、ガス処分室や焼却施設は設置せず、保護された犬猫を新たな飼い主に譲渡する「ふれあい譲渡室」を新設する。
同センターの建て替えを巡っては、黒岩祐治県知事が「神奈川県動物保護センター建設基金」を15年に設置、建設費用を全額寄付で賄う方針を示していたが、予定額に届かず、昨年11月に断念。県費と寄付金で建設する方針に転換した。寄付は昨年12月22日現在で7094件、合計2億2549万981円が寄せられており、19年3月末まで募集を継続する。
県は総工費を18億3千万円と見込む。寄付2億3千万円、県費16億円を財源に充てたいとしている。
建設予定地は、現施設に隣接するふれあい動物ひろばを解体、整地して確保する。具体的な日程は、県と施工業者が調整中だ。
県動物保護センターは1972年に野犬などの殺処分を目的に設立された。13年度に犬、その翌年に猫の殺処分ゼロを達成し現在も継続している。殺処分ゼロは都道府県として初。
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