神奈川県弁護士会県西支部の支部長に就いた 古田 玄さん 二宮町在住 55歳
地域に寄り添う法律の専門家
○…相模川から西側の18市町村に事務所がある弁護士で組織する神奈川県弁護士会県西支部。この春から支部長を務める。
同支部では行政と連携し、消費者トラブルや成年後見、離婚などをテーマにした市民法律講座を小田原と厚木で毎年開催。子どもを対象に人権やいじめ問題に関する法教育のほか、司法書士や社会福祉士といった様々な「士業」との勉強会などの活動も行っている。
〇…弁護士会が開設する法律相談センターは横浜や川崎など県東部に集中。県西支部管内には、小田原に1カ所ある。法的なアドバイスや支援を必要とする地域住民との垣根を払い、相談しやすい窓口を整えようと、昨年夏から厚木市の公共施設で月に一度、週末法律相談を開催している。「新たに平塚でも相談会をスタートさせる予定です」
〇…県弁護士会に所属する弁護士約1600人のうち、同支部の会員は127人。近年は若い弁護士が大勢増えたという。「事務所の先輩弁護士が後輩の面倒を見て、手取り足取りOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)で指導してくれた」下積み時代を振り返り、「若手のサポートは重要。支部独自の研修も充実させていきたい」と語る。
〇…法曹を目指す学生が多く集まる大学の法学部に進んだ。卒業後は企業に勤めるつもりだったが、サラリーマンの父を見て「宮仕えは自分にできないかもしれない」と思ったのは、就職を控えた4年生の時。司法修習生として小田原の杉崎茂法律事務所に入り、上司の人柄にもひかれてそのまま就職した。
〇…二宮町出身。「地元は海と山の自然があり、気候が温暖で住みやすい」。藤井聡太七段の活躍で将棋がますます面白くなったそうで、たまの息抜きにはインターネットテレビで観戦を楽しむ。
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