全国高校野球選手権神奈川大会が7月8日(日)、横浜スタジアムで開幕する。186校が出場する第100回記念大会は南北に分かれ、平塚勢6校は南神奈川大会(92校)を戦う。注目は20年ぶり2度目の甲子園を目指す平塚学園(八木祟文監督/部員数65人)だ。
校舎の入口には第80回(1998年)西神奈川大会の優勝旗がさん然と輝く。松坂大輔(現中日)擁する横浜が優勝した甲子園で、初出場の平学も九州学院(熊本)に勝つなど「東の横綱・神奈川」を全国に印象づけた。
あれから20年、聖地から遠のくチームを率いる八木監督は「今年は優勝を狙える打撃力がある。もちろん目標は甲子園」と勝負師の目を光らせる。
10年前の監督就任以降、夏の最高位は横浜に惜敗した2013年の準優勝。以降は不振が続き、昨年は5回戦敗退。新チームとなってからも昨秋の県大会は4回戦、今春も3回戦止まりだった。
「失点で勝ちきれない。ならば打撃を鍛えよう」。夏にむけて守備より打撃に重きを置くようになったチームは「基本の素振りから徹底してこなし、歴代にないくらいバッティング練習に時間をかけました」(千葉龍大主将)。
八木監督は「南神奈川では毎試合5失点は覚悟する」といい、千葉主将は「長打を重ねた大量得点でバッテリーを助けながら、一気に頂点へ駆け上がりたい」と前を向く。
チームの急成長は結果が裏付けている。3日の練習試合では、09年甲子園Vの中京大中京(愛知)に8対1で勝利。その中京大中京が翌週の練習試合で夏・春連覇中の大阪桐蔭を退けたこともあり、「全国のビッグネームにも物怖じせず”平学野球”でわたり合える自信が芽生えた」と千葉主将。
平学の初戦は7月16日(月)午前11時〜。小田原球場で大楠と対戦する。千葉主将は「あくまで目標は日本一。そこに向けて甲子園の切符を手にしたい」と意気込みを語った。
他校の初戦は次の通り。
▽平塚湘風-藤嶺藤沢/藤沢八部球場で12日午前11時▽平塚江南-横浜平沼と茅ケ崎の勝者/俣野公園・横浜薬大スタジアムで16日午前11時▽平塚工科-平塚農と藤沢総合の勝者/小田原球場で16日午後1時30分▽平塚農-藤沢総合/バッティングパレス相石スタジアムひらつかで13日午後1時30分▽高浜-横浜緑園・釜利谷/藤沢八部球場で13日午後1時30分
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