富士見公民館で「こどもの寺子屋」を主催し、子供の見守り活動に尽力する佐藤 幸見さん中里在住 51歳

掲載号:2018年8月9日号

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「安心できる居場所に」

 ○…経済的な事情や環境によって家庭学習が難しい子供たちに学習機会を提供し、地域との接点を創ろうと半年前に同会を立ち上げた。現在、小中学生8人が在籍。毎週水曜日に富士見公民館で宿題の見守り指導やプリント演習にくわえ、折り紙や手芸などで遊びながら、通いやすい雰囲気づくりを心掛ける。「勉強以外にも大切なものがある。敷居は低く、気軽に来られて安心できる居場所にしたい」とほほえむ。

 ○…大学卒業まで生まれ故郷の佐賀県で過ごす。引っ込み思案な性格で「先生に質問したり、人に教えたりすることが苦手な子供でした」と振り返る。電機メーカーのシステムエンジニアとしての就職を機に上京、結婚を経て約20年前に平塚に移住。専業主婦として2人の娘を育て上げた。時間にゆとりができるようになり1年前から友人の子供を自宅で預かって学校の宿題を見始めたのが設立のきっかけだ。「教育格差や子供の貧困などをテレビで見て、自分の出来る範囲で何かをしなきゃと思った」。寺子屋の存在を知った時、自然と体は動きだしていた。

 ○…同会設立にあたり平塚の良さを実感した。「既に寺子屋を運営する人が多くてノウハウを教えてもらったり、地域の大人が教師役を買って出てくれたりしてくれた」。息抜きはクラシックバレエ。もとは娘の習い事だったが8年前から練習に励む。レッスンで娘と一緒になることもあり「負けられない」とにっこり。

 ○…常に頭にあるのは生徒のために何ができるか。寺子屋に生かすため伊勢原や藤沢で催される不登校を学ぶセミナーに参加して刺激を受ける。今後は「運営規模の拡大は考えていない。子供たちには人とのふれあいを学んでもらい何かに挑戦するきっかけにしてほしい」と瞳を輝かせている。

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