任期満了に伴って実施される来春の平塚市長選について、福祉団体役員の谷容子氏(53)=松風町在住=が無所属で立候補する意向を表明した。4日、本紙単独インタビューにこたえ、「市民の思いを最優先にする政治を取り戻したい」と語った。
市の進める見附台周辺や龍城ヶ丘プール跡地の開発は「情報公開がしっかりされていない」と指摘。見附台は「民間に丸投げで市民は何ができるかもわからない」とPFIの手法を疑問視、「市民の英知を結集し慎重に扱うべき」と現計画を見直す構え。龍城ヶ丘は「白紙に戻したい」と語った。
市民団体の「中学校給食を実現する会」を主宰するなど思い入れの強い中学校給食は、弁当形式ではなく配膳式での実施を主張。自校調理する方式も探りたいとし、「少なくとも(市長任期の)4年間で始まるようにしたい」と話す。市は現在、共同調理場で調理する方式の完全給食を導入する方向で検討を開始している。
谷氏は平塚点訳赤十字奉仕団役員。2015年の神奈川県議選に初出馬したが落選した。現在、平塚湘南ライオンズクラブ会長などを務める。
市長選への出馬表明は谷氏が初。現職の落合克宏市長は9月議会で3期目について「適切な時期に判断したい」と述べ、態度を明らかにしていない。
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