2019年成人式実行委員会委員長を務める 西山 ひなのさん 万田在住 20歳
背筋をピンと伸ばし大人に
○…平塚市の男性1412人、女性1261人が成人を迎える。平成最後の成人式(トッケイセキュリティ平塚総合体育館)は、中学時代の恩師からのビデオレターや人気お笑い芸人のステージをはじめ、地域の店舗から割引などのサービスの提供が受けられる「ハタチパス」など趣向を凝らした企画を用意した。「何十年経っても思い出に残る成人式にしたい」と意気込む。
○…中学校時代から地域福祉に興味を持ち、高齢者や児童との交流ボランティアに携わってきた。「経験を活かし、成人式に携わってみたい」と実行委員に立候補した。集まった委員は4人と例年の半分以下だったが、「少数精鋭、アイデアで勝負」と予算をかけずにHP、パンフレットも自主制作した。舞台飾りも東海大学のデザイン文化学科の協力でオリジナルに仕上がった。「地域の方のおかげで準備が整った、感謝の思いでいっぱいです」と笑顔を浮かべる。
○…日本大学芸術学部で日本舞踊を専攻している。七五三をきっかけに着物を着る楽しさに目覚め、7歳で日舞を始めた。「一人が何役もこなして、面白い」と子供ながらに夢中になった。8歳で初舞台を踏み、11歳で名取りし、国立劇場で役を務めた経験も持つ。大学では創作舞踊にも取り組み、日舞の新たな魅力発信に力を入れる。「敷居の高さを取り払い、同年代に楽しさを伝えたい」と夢を膨らませる。
○…通学のため、埼玉で初の一人暮らしを体験中。週末は得意の料理とお菓子作り、友人たちを招いてホームパーティーと、満喫する。好きな言葉はアインシュタインの「神はサイコロを振らない」。「失敗も成功も次のステップになると信じて、ピンと背筋を伸ばして生きていきたい」と微笑んだ。
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