サッカーJ1の湘南ベルマーレは11日、ホテルサンライフガーデンで会見を開き、2019シーズンの体制を発表した。会見には来日が遅れたデュマス選手を除いた新加入12人が顔を揃え、意気込みを語った。
チームを率いて8年目を迎える曺貴裁監督は、今シーズンのスローガン「アクセラレーション―加速―」を発表した。「これまで積み上げてきたものに、さらに上積みしていくために大事なのはスピード。アクセル全開でチームと選手の成長を加速させていく」とメッセージを込めた。
また23年ぶりのタイトル獲得となったルヴァンカップ優勝など、昨シーズンの戦いを振り返り、「想像しなかった景色をまた見たい。真摯にサッカーに向き合ってやっていく」と抱負を語った。
新加入には、湘南スタイルを知る武富孝介選手(前浦和)や古林将太選手(前仙台)ら復帰組のほか、ブラジル人や全国高校サッカー選手権大会でも活躍した高卒ルーキーなど13人が加わった。坂本紘司スポーツダイレクターは、「チームを強くするために必要な選手に声をかけた」と編成の意図を説明し、「昨シーズンの課題を補ってくれる選手が揃って楽しみ」と期待を寄せた。
4シーズンぶりに湘南のユニフォームに袖を通す古林選手は、「帰ってきたのではなく、新しいチームに来た気持ちで一から頑張ります」と決意を語った。長崎総合科学大学附属高から加入する鈴木冬一選手は「謙虚な気持ちを忘れずに、周りの選手と切磋琢磨しながら成長したい」とプロとして歩んでいく覚悟を見せた。
会見には昨年からベルマーレに出資しているRIZAPグループの瀬戸健社長も出席。低酸素ルームを備えたトレーニング施設の提供や食事指導など手厚い支援を強調。「1ミリも変わることなく、全力でベルマーレを支援していく」と話し、昨年に業績不振と報じられた不安感を払拭した。
チームは1月19日に福島ユナイテッドFCとの練習試合を行い、1月28日から12日間、トルコのアンタルヤでキャンプを実施。2月23日のホーム開幕戦で昨季4位のコンサドーレ札幌を迎える。
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