平塚市立ひばり幼稚園(中原/西浜馨園長)で5日、オリジナル紙芝居『あんずのきのおくりもの』を、卒園を控えた年長組の園児に読み聞かせた。紙芝居に登場するあんずの木は、同園のシンボルとして親しまれていたが、昨年10月に倒木の危険があるため、伐採されている。
樹齢50年と推定されるあんずの木は、実を収穫してジャムにしたり、ブランコや木登りをする遊び場になったりと、子供たちの園生活に欠かせない存在だったという。
今回の紙芝居は、「あんずの木で遊んだ園での思い出を忘れないでほしい」と西浜園長が物語を考え、イラストを得意とする保護者が作画を担当。実際に子供たちが遊んでいる風景写真などをもとに描いた。あんずの木との思い出を辿りながら、切り株になってもみんなを見守っていることを伝えるストーリーとなっている。
西浜園長が「いつかあんずさんの新しい芽が切り株から出てきます。みんな小学生になっても幼稚園に遊びに来てね」と呼びかけると、園児は「あんずさんまたね」と元気よく返事をしていた。2月15日の「おわかれかい」では保護者によるあんずの木の劇も披露される。
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