平塚市は東海大学と連携し、スマートフォンから道路の破損状況を通報するシステム「みちれぽ」を開発し、3月1日から運用開始する。開発者で東海大情報理工学部の内田理教授と落合克宏市長が13日、記者発表した。
システムは、市民にスマホで撮影した現場写真やGPSの位置情報、破損状況を入力し、市に通報してもらう仕組み。若者も気軽に通報できるようになり、市も迅速・的確に初期対応できる利点がある。市への道路補修の要望は年間約2千件で、これまでの通報手段は電話や窓口、メールだった。
同様の仕組みは他自治体でも導入が広がっているが、今回開発したシステムはソーシャルメディア「ツイッター」を活用しているのが特色だ。
内田教授は、行政情報を待たずに市民が自ら災害情報をツイッターで拡散できる災害情報投稿システムの開発に取り組んでいる。みちれぽは、このシステムの改良版で投稿内容は市民もリアルタイムで見ることができる。
ツイッターの活用で若年層がまちづくりへの関心を持つきっかけになるとし、内田教授は「まちの課題を共有し、市民と行政の連携、協働につながれば」と述べている。
投稿は「みちれぽ」(https://michi-repo.jp)にアクセスし、個人のツイッターアカウントから行う。3月1日の運用開始日まで投稿はできない。寄せられた情報は市職員が随時確認して対応し、完了後にツイッター上で報告するという。
市は、広報紙やホームページ、市内の高校・大学への説明会などで周知していきたいとしている。
|
<PR>
平塚版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>