正田醤油スタジアム(群馬県)で6月15日から18日まで行われる関東高等学校陸上競技大会に、平塚学園高の大迫晴香さん(3年)と中務(なかつかさ)真衣さん(同)、平塚江南高の菅原優那さん(2年)が出場する。同大会はインターハイ予選の位置づけで、3選手は自己ベストに挑戦する。
平塚学園高の大迫さんは、全国大会で上位入賞に名を連ねる実力者。「優勝は当たり前」として臨んだ県予選は、砲丸投と円盤投の2種目を制して関東大会出場を決めた。
なかでも円盤投は、指のケガの影響で本調子にないなか、44m96で大会新記録をマーク。「成長を実感できた瞬間でした」と喜んだ。
一方、中務さんは砲丸投と円盤投、ハンマー投の3種目で関東大会に出場する。砲丸投と円盤投は大迫さんにトップの座を譲ったが、ハンマー投は48m93で県高校記録と大会記録をダブルで更新、女子選手のMVPに選出された。
中務さんがハンマー投を始めたのは1年生の冬。
全国大会で活躍する大迫さんに刺激を受け、競技歴わずか1年で18歳以下の日本選手権に出場するまでに成長した。練習に取り組む姿勢が参考になるといい、「同じクラスなので授業の合間もコツや技術を聞いています」と笑う。
井上行雄顧問は「才能は大迫、努力は中務」と評し、「2人ともインターハイで上位に入賞できる実力はある」と期待を寄せている。関東大会で、大迫さんは円盤投の県高校記録(46m64)更新、中務さんは、ハンマー投で50m以上を目標に掲げ、「2人で全国大会出場」と口を揃えた。
積極策で上位狙う3000m 菅原さん
平塚江南高の菅原優那さんは、3000mに出場する。県予選では、後半にペースを上げるこれまでのスタイルを捨てて、序盤から前に出る積極策で9分45秒82の記録で5位に入賞、自身初の関東切符を手中にした。「なかなか巡ってこないチャンス。今後の競技生活に繋がる大会にしたい」と抱負を話した。
県予選で積極策に出たのは過去の失敗がきっかけ。人前が苦手な性分が災いして本来の力を発揮できずに終わった経験が競技に対する姿勢を変えた。小川洋平顧問は「限界を決めずに前に出るチャレンジをしている」と成長を認める。
関東大会では前の選手に食らいつき、「9分40秒を切りたい」と自己ベストの更新に挑む。
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