二宮の人口減少 著しく 平成22年国勢調査結果
総務省が平成22年国勢調査の結果速報を発表した。神奈川県の人口は905万人と調査以来初の人口900万人の大台を突破。33市町村のうち21市町で人口が増加、12市町村で減少した。3町では二宮町と中井町が減少、大磯町は増加した。
二宮町は前回調査の平成17年から723人減少(2・4%減)の2万9524人。減少した12市町村の中で4番目に高い数字となった。過去の数字を見ると昭和40年の調査以降増加傾向にあったが、平成12年の3万802人をピークに減少に転じた。二宮町企画室では「人口の増減に関して現段階では、大きな要因があるわけではなく自然増減によるものだと思う。今後、詳細を検証していく予定」と話す。
また、中井町は平成17年の調査から163人減少(1・6%減)の1万10人。平成7年の1万398人をピークに減少傾向に転じている。減少した中井町、南足柄市、松田町、山北町、箱根町、真鶴町、湯河原町など12市町村の3分の2が県西地域に集中した。中井町企画課では「現段階では大きな要因もなく、また全国的な人口増減の数字を見ても大きな隔たりはないことから自然増減によるものでは」と話している。
一方大磯町は前回調査から448人増(1・4%増)の3万3038人と増加している。平成7年の3万2285人をピークに平成12年に一度減少したが、前回の平成17年に増加に転じ、さらに今回調査でも増加した。大磯町政策課では「町内に社会福祉施設が建設されたことによる入所者の増加もひとつと考えられる。今後さらに詳しい検証を進めていく予定」と話している。
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3月29日