大磯 馬場住民が義援金 震災救援募金始まる
東北地方太平洋沖地震の被災者を救済するため、大磯町馬場の住民たちが地区行事の餅つき大会で義援金を集め、日本赤十字社大磯町分区へ提供した。大磯町と二宮町は週明けの14日から役場庁舎などに募金箱を設置し、義援金の受け付けを始めた。
大磯町馬場地区の自主防災会や長寿会、町内会など6団体は13日、馬場公園で催した餅つき大会で義援金集めを実施。翌14日、関威國区長と伊勢田七良ゆめクラブ会長が大磯町役場を訪ねて日本赤十字社神奈川県支部大磯町分区長でもある中崎久雄町長へ義援金6万7350円を届けた。寄付金は日本赤十字社を通じて被災者救援や被災地復興に使われる。
大磯町は週明けから救済募金箱を役場庁舎に設置。二宮町も役場内のほかに生涯学習センターラディアンや町民センター、駅前町民開館など町の公共施設5ヵ所に募金箱を設けた。福祉課窓口では義援金を直接受け付けている。また、コンビニエンスストアでは先週末から募金を実施している。
現在、被災地では一般車両の通行が規制されており、東北地方向けの宅配業務も停止しているため、個人が現地入りすることや救援物資を送ることは難しい。激しい被害状況が明らかになるなか、当面は被災者の生活や被災地復旧を支えるための寄付金集めに人々の協力が求められる。
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3月29日