保健師等が巡回健康相談 大磯町 「おあしす24」事業開始
大磯町は4月から町の保健師、管理栄養士たちが町内各地を定期的にまわって健康相談などをおこなう「おあしす24」事業を始める。これは中崎久雄町長肝いりの政策のひとつ。町民の健康増進と医療費削減につなげるのがねらい。
この「おあしす24」とは、今まで保健センターで行っていた事業を、町の保健師らが町内24地区に出向き健康相談などをおこなうというもの。町内24地区の会館などに定期的に出向き、保健師や管理栄養士ら4〜5人が1班となっておこなわれる。大磯町では65歳以上の高齢者は町民の約25%を占めており、その数字は年々上昇傾向にある。高齢化率の上昇と共に医療費も年々増加傾向にあり、町の財政を圧迫させている要因のひとつとなっている。そこで同事業は、予防医学を充実させることで医療費の削減につなげるとともに、町民が健康で長生きできる町づくりをめざそうと始まった。町の保健師、管理栄養士らが出向くことで、町民の負担も減り多くの参加が見込まれている。
同事業でおこなわれるのは、簡易尿検査や血圧測定のほか、健康・食事・栄養・薬についての相談、町の健診やがん検診の案内など。また、それぞれの健康に関するテーマに沿った懇談なども予定されている。
事業を行う町スポーツ健康課は「今までも地区からの要請でおこなうことはあったが、このように計画的におこなうことはなかった。今まで以上に積極的な活動を行うことで、町民の健康を支えていきたい」と話している。
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