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被災地でヘアカット 理容組合 石巻市でボランティア

公開:2011年4月8日

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中越地震時のボランティアの様子
中越地震時のボランティアの様子

 東日本大震災の被災地に向けた物資の提供や募金活動が広がりを見せるなか、平塚市と大磯町、二宮町の理髪店が加盟する県理容生活衛生同業組合(理容組合)平塚支部は、避難所で暮らす被災者をヘアカットで元気付けようと、宮城県石巻市へ組合員を派遣する。

 今月17日から19日と5月8日から10日の2回に分け、避難所での散髪サービスや現地で要請されるボランティア活動を行う。各回20人を目標に、参加可能な組合員を募っているという。

 同組合では、平成16年に発生した中越地震の際も組合員が現地に赴き、ヘアカットや支援物資の仕分け作業、倒壊家屋の撤去作業などを行った。支部長の鈴木豊さんは「長い避難所生活でストレスがたまっているはず。ヘアカットだけでなく、マッサージで少しでも体を楽にしてもらいたい」と話している。

 理容組合平塚支部の”ヘアカットボランティア”は、「ひらつか災害ボランティア」の渡辺豪代表からの打診がきっかけとなった。

 中越地震が発生した年、渡辺さんは行きつけの理髪店に「組合でボランティアをやってくれないか」と依頼。同支部が快諾し、約20人の組合員が現地入りした経験から、東日本大震災発生後も同様の活動を行おうという機運が高まった。鈴木支部長は「中越の時は、子どもからお年寄りまでたくさんの方が利用してくれた。今回は、組合の中でも自発的に被災地を支援しようという雰囲気が広がっていった」と話す。

 渡辺さんは、活動拠点となる石巻市災害ボランティアセンターとの調整役や現地コーディネーターを担うことで、同支部の活動を支えるという。17日夜、組合員とともにチャーターバスに乗り込む予定だ。

 散髪に使う水と、切った髪の毛を掃除するほうき、シートなどは組合員が持参する。「水は1人4リットルくらい持っていく。髪の毛も、避難所に迷惑をかけないよう自分たちで持ち帰らないと」(鈴木支部長)
 

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