中南信金 職員2名に感謝状 振り込め詐欺防ぐ
振り込め詐欺を防いだ功績があったとして、大磯警察署(牧智明署長)は4月7日、中南信用金庫高麗支店(大磯町高麗)の竹内菊枝さん(3月31日付けで退職)と山崎高志さんに感謝状を贈呈した。
振り込め詐欺未遂があったのは3連休明けの3月22日午前。平塚市在住の79歳女性が現金400万円を引き出しに来店した。窓口担当の竹内さんが出金の目的をたずねると、女性は「大学准教授の息子から『研究費に使うので400万円を用意してほしい』と頼まれた」と答えた。すぐさま振り込め詐欺を疑った竹内さんは支店副長の山崎さんに報告。「大学の研究開発費を個人で負担するのはおかしい」と思った山崎さんは女性に、彼女の携帯電話から息子に連絡するよう促したところ、本人と確認が取れて詐欺であることが分かった。
日頃から振り込め詐欺の手口や他の金融機関で未然に被害を防止した事例を把握していたという竹内さん。山崎さんは「お客様の大切な財産を守ることができてよかった」と話していた。
大磯署管内で今年の振り込め詐欺発生件数は0。3月21日に振り込め詐欺を狙ったものとみられる事前電話が管内の家庭にかかってきており、同署は翌22日に注意を呼びかけていた。ただし、今回の未遂では事前電話はなかったという。
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