二宮町の鳥ヤマガラ 可愛いシンボル完成 図案は菅谷恵生(めい)さん(山西小6年)
5月10日から16日までの愛鳥週間にあわせて、二宮町は町の鳥・ヤマガラのシンボルマークを発表した。マークの作成に際しては町内の小中学生からデザイン画を募集。応募作品479点の中から、町立山西小学校の菅谷恵生(めい)さん(6年生)の作品が最優秀賞に選ばれ、これを基に愛くるしいシンボルマークが完成した。
今年1月5日に制定した町の鳥・ヤマガラをシンボル化するのにあたり、二宮町は昨冬、町内の小中学校に在籍する児童と生徒を対象に図案を募集。小学生から440点、中学生から39点が寄せられた。副町長や教育長などで構成する審査会が選考を行い、菅谷恵生さんの原画が最優秀賞に決定した。優秀賞には成瀬雄太くん(山西小6年生)と佐藤千粋さん(二宮中2年生)の作品が選ばれた。
菅谷さんのデザインに基づいて町職員がシンボルマークを作成。卵のようにコロンとした姿が特徴で、クリッとした目はヤマガラの可愛らしさと人懐っこい性質を表現。大きな頭は賢さを、翼を広げた図柄は町の飛躍を意味しているという。
菅谷さんは、吾妻山の菜の花がたくさん咲いてほしいという願いを込めて、花の種が入った袋を図案に描いていた。完成したマークはヤマガラだけを写したものになったが、「羽を広げたところを採用してもらってとても嬉しい」とコメント。シンボルマークを見た成瀬くんも「丸くて可愛い」と話していた。
ふたりが通う山西小からは、小学校全体の応募数の3分の2にあたる291点の応募があった。昨年度、発足20周年を迎えた二宮野鳥の会が同校へ二宮の野鳥のバードカービング(彫刻)と写真パネルを寄贈したこともあり、「子どもたちが鳥に関心を持ったようです」と野谷悦校長。
二宮町では今後、シンボルマークを町職員の名刺に添えるほか、町の封筒やイベントのポスターなどに使用していく予定だという。また、16日まで町民センター1階ロビーでマークや入賞作品などを展示中。
町の鳥は公募で選ばれ、「自然豊かな心のふるさと」を目指す同町のイメージにふさわしい鳥としてヤマガラが制定された。
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