届け、大磯の思い こいのぼりに寄せ書き
東日本大震災で被害にあった宮城県石巻市内の小学校児童のために、こいのぼりを掲げる取り組みが湘南地域の有志らによって進められた。大磯町在住の川口政義さんも有志の一人。川口さんは、震災後、現地の仕事仲間と連絡を取り合い、地域を超え仲間とともにボランティア活動に参加した。その中で、こいのぼりを掲げたいと飯野川第一小学校の日野峻教頭の思いを聞き、賛同した有志らとともにこいのぼり集めに駆け回った。
川口さんは、集まったこいのぼりの一部を一時保管する場所を探していた。そこで、地元大磯町高麗の曽根田純一郎区長に相談すると、曽根田区長は快く賛同し、高麗区民会館を提供した。また、大磯町民の励ましの声も一緒に届けようと、吹流しに町内の子どもたちや地域の人たちがメッセージを書いたほか、地域の人たちが作ったポケット小物入れも贈られることとなった。川口さんは、「被災地の人たちの心が少しでも和めば」と話す。曽根田区長は「私たちも応援している思いを伝えたい。メッセージで少しでも勇気づけられればうれしい」と話していた。
こいのぼりは、6月11日(土)石巻市飯野川第一小学校の校庭に掲げられる予定。
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3月29日