恩師囲みパークゴルフ 中井町立中村小学校の卒業生
中高年者で賑わう中井中央公園パークゴルフ場。下の名前をちゃんづけで呼び合うグループのなかに「先生」と呼ばれてプレーする人がいる。中井町立中村小学校元6年1組の卒業生とその恩師だ。毎月2回、パークゴルフを楽しんでいる。
このグループは、昭和30年3月に中村小学校を卒業した同級生14人と、元教師の松本健嗣さん(80歳)。1学級50数人が6年間、同じクラスで過ごした学年で、松本さんは4年生から6年生までの担任だった。元中井町助役の平井喜義さんは卒業生の一人。4・5年生の2年間、中村小に通っていたという二宮町の佐藤誠二さんはオブザーバーとして参加する。「お互いのことを知り尽くし、気持ちが通じ合う間柄」だという。
毎月第1・3木曜日に都合のつく仲間がパークゴルフ場に集まり、18ホールを2ラウンドする。「お見事、ナイスパー」「先生に負けちゃうよ」と声を掛け合い、和気あいあいとプレーが進む。21日は加藤精治さんがホールインワンを達成した。
教え子との交流「元教師の特権」
ラウンド後は休憩室で1時間ほど歓談。授業中にチョークが飛んできたことや大山登山の遠足、先生が聞かせてくれた星座の話など、思い出話に花が咲く。松本さんは「一人ひとり輪郭のはっきりした子どもたちだった。50年以上前の生徒とこうしてパークゴルフができるのも教師だった特権です」と話していた。
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