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高齢者の事故防止を強化 二宮・中井町 事故多発地域に指定

公開:2011年9月9日

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 高齢者が関わる交通事故を減らすために神奈川県交通安全対策協議会(会長/黒岩祐治知事)は、二宮町と中井町を含む21市区町村を9月1日付けで「高齢者交通事故多発地域」に指定した。指定地域では広報啓発活動などを行い、事故防止対策を強化する。

 高齢者交通事故多発地域に指定されたのは、今年上半期の高齢者が関係する交通事故の発生件数が高齢者人口1万人当たりに換算して30件以上の市区町村と、全交通事故発生件数に占める高齢者交通事故の割合が30%以上の市区町村。二宮町は高齢者事故の割合が41・8%、中井町は33・3%。指定を受けなかった大磯町は27・2%だった。また、中井町は高齢者1万人当たりの交通事故発生件数が30・5件と、基準の30件をわずかに超えたために重複して指定された。近隣では平塚市や小田原市、伊勢原市、大井町、開成町なども多発地域に入っている。

 県内全体の交通事故は発生件数、死者数、負傷者数いずれも年々減少しているのに比べ、高齢者の交通事故件数は平成15年から約1万件の横ばいで推移。全事故に占める高齢者事故の割合が自ずと高くなり、15%台から平成22年には24・4%になった。

 今年6月までの高齢者交通事故は4499件。全事故に対する構成率は24・5%で昨年とほとんど変わらないが、死者数は前年同期比で20人少ない。約53%も減少し、県はこれまでの取り組みが一定の効果をもたらしたとみている。

 中井町や南足柄市など1市5町を管轄する松田警察署の交通課によると、今年1月から8月まで同署管内で起きた高齢者の交通事故は前年より18件少ない80件。全体の事故件数も減少しているという。「高齢者事故のほとんどは自宅周辺で起きているのが特徴。道路を横断中に被害者になってしまうケースと自動車を運転していて加害者になるケースのどちらもある」。同署では交通監視の強化や高齢者宅への訪問、老人会などの集まりに積極的に出向いて交通安全教室を開くなどして高齢者の交通事故防止を図っていく。
 

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