我が家の安全度は? 二宮町で耐震相談会
8月30日から9月5日までの「防災週間」にあたる3日、二宮町は木造住宅の無料耐震相談会を富士見が丘児童館で実施した。
(社)神奈川県建築士事務所協会平塚支部が協力。建築士5名が、相談者が持参した家の図面を元に、壁の配置と量、建物の平面形状などをチェックして簡易診断を行った。また、耐震補強の方法について説明した。 会場には耐震改修工事の実施例写真、台地や砂地、旧河道などを色分けで示した平塚周辺の地盤図、東日本大震災で崩壊した住宅の写真なども展示。近所の富士見が丘から来た女性は「屋根の心配ごともあって相談しました。非常に為になり、帰ってから主人に話します」と語っていた。
阪神淡路大震災では死者の8割以上が建物の崩壊による圧死で、その9割が古い木造住宅だったことが報告されている。昭和56年の建築基準法改正によって耐震基準が強化されており、それより以前に建てた木造住宅は耐震診断を受けておくのがよいという。
同協会の齋藤清支部長は「特に寝る場所は家の中で一番安全であることが重要だ。耐震診断で住宅の弱点を確認し、大地震が来た時に最悪の事態を免れるように備えてほしい」と説く。
無料耐震相談会は9月17日(土)にも行う。会場は保健センター。午前9時〜昼12時。申し込みは不要。
また、二宮町は木造住宅耐震診断補助制度を設けており、1件6万円のうち4万5千円を助成。自己負担1万5千円で詳細な耐震診断が受けられる。問合せは都市整備課計画指導班【電話】0463(71)3311へ。
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3月29日