奉納米を収穫 実りに感謝 二宮で抜穂祭
神前に献上する米を収穫する農耕神事の抜穂(ぬきほ)祭が16日、スーパー西友二宮店となりにある川勾神社の神饌(しんせん)田(でん)で行われた。
約1100平方メートルの水田には伊勢神宮から譲り受けたキヌヒカリの籾種から育てた稲が実った。宮総代や氏子総代、責任役員たちが鎌で稲を刈り取り、神前に供えた。キヌヒカリの籾種を同神社へ納めた伝承史研究家の金子末憲(ひでかず)さん(大磯町)も参列。五穀豊穣を感謝した。
収穫した米は毎年11月の新嘗(にいなめ)祭で奉納されるほか、稲はしめ縄の材料などに用いられる。
神饌田は、同神社の責任役員を務めていた故西山昇さんが10年ほど前に神様へ捧げる米を作る水田として提供。現在は息子の忠行さんが奉耕主として水田の管理と稲作を続けている。
|
|
|
|
|
|