中学生議員が一般質問 大磯町で子ども議会
大磯町で10月30日、大磯町子ども議会が開催された。大磯中学校と国府中学校の生徒18名が1日議員となり、13の質問を行い中崎久雄町長や職員が質問に答えた。
子ども議会は、若い世代の視点から見た大磯町の問題点や気がついた点を指摘してもらおうとおこなわれたもの。また、議会を体験してもらうことで社会教育の一環につなげてもらおうというねらいもある。
この議会は本議会と同じように中崎町長をはじめ、依田勝也教育長、鈴木一男主席理事ほか各課の長らが出席しておこなわれた。開会時間を迎えた午後1時30分、中学生議員らは少し緊張した面持ちで議場に入るとそれぞれ名前が書かれた議員席に着いた。今回出された質問は▽自転車通学について▽中学校の時間割について▽夢のちかみちについて▽町の防災への取り組みについて▽国府分館について▽町のバリアフリーについて▽イベントについて▽安全について▽活性化について▽中学校にエレベーターの設置を▽街の環境状態について▽地域交流について▽スポーツと健康についてなど13項目。
防災への取り組みについて質問した議員は、冒頭8月におこなわれた防災訓練に参加した全体の人数と中学生の人数を聞いたうえで「町がおこなった防災訓練では中学生の参加が少ない。私たち中学生も災害が起こったとき、避難所などでも役に立てると思う。万が一の時のためにも中学生が訓練に参加する必要がある。町は中学生に参加を促すように積極的に呼び掛けてほしい」と話すと町は「現在呼びかけ方法は広報や回覧板などを使っている。今後は、生徒会などに直接呼び掛けるようにしていきたい」と回答、中崎町長も「皆さんにお知らせが届くような形を考えていく」と答弁した。そのほか時間割の質問では「大会などを控えた時期の部活動とテストの日程が重なると勉強に集中ができない。なんとかならないのか」といった中学生ならではの質問も出された。 質問を終えた生徒は「緊張したけどうまく質問できた」「町側は真剣に答えてくれ、満足のいく回答を得られた」と話していた。また、当日は大磯町内の小学生が地元で採れた野菜を使い調理したオリジナルレシピ「ISOレシピ」を作り展示、試食も用意され町長や中学生議員も美味しそうに食べていた。
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